オフィスビルの電気代とキュービクル点検費用見直しで年間70万経費削減できた話

キュービクル

こんにちは!

大阪市の天神橋筋六丁目で賃貸管理やビルメンテナンスを行っている株式会社トライアスです。

今回は高圧電力の切り替え事例と合わせて、高圧電力を支えているキュービクルとその点検費用について書いて行きます。

タイトルに有るとおり、経費削減につながった実例とともに紹介していきますね。

用語解説を飛ばしたい方は、目次で「メンテナンスについて」のところまで飛んでくださいね!

 

そもそもキュービクルってなに?

削減事例の前に、高圧電力とメンテ費用の見直しに関係する、キュービクル設備の解説を少し。

 

正式には「キュービクル式高圧受電設備」といいます。

「自家用電気工作物。受電設備を収めた金属製の箱。発電所から変電所を経由して送られてくる6600ボルトの電気を受電し、100ボルトや200ボルトに電圧を下げて需要家内に電気を供給するために設置されます。」

・・・と専門的に書くとわかりづらいので、以下は簡単に書きます

 

・サムネイルに使った、上の写真の設備です。

・電気をたくさん使う建物に、高圧電力を受電(変圧)するために設置されています。

・ビルだと屋上などに設置されることが多いため、テナントさんは見かけることが少ないです。

・所有し管理する需要家(不動産オーナー・管理組合等)には、高圧の安い単価で電気を購入(契約)できるメリットがあります。

・一方で、電気事業法で定められている高圧受電設備の保安点検の義務が生じます。

・機械としての耐用年数(ざっくり15年。部品ごとに異なる)はあるため、古くなれば部品やまるごと交換が必要になります。

・・・という感じです。

 

キュービクルって何をしている機械なの?

電気の流れ

引用元:電気事業連合会

各発電所で作られた電気は、電力会社の変電所を通り、電圧を変えながら大きな需要家から順番に送られて行きます。高圧だと電力を配送電する際にロスが少ないためです。

要はキュービクルは6600Vで送られてきた高圧の電気を、日常お使いの機器で使えるように、100ボルトや200ボルトに変圧をかける機械です。

そうして、コンセントや照明に電気が送られています。

 

キュービクルのメンテナンスについて

小難しい話から、本題に戻ってきました。

法定点検のまとめにも記載していますが、キュービクル設備は電気事業法で点検が定められています。

年次と月次の点検があり、毎月点検会社から報告書がお手元(もしくは管理組合宛て)に届いているのではないでしょうか。

点検作業には費用がつきもの。

 

通信費や電気代やガス代は高いなと思ったことがあるかもしれませんが、キュービクルの点検費用が高いのか安いのか、見直したことはありますか?

 

言われるがまま、○年間契約でデマンド設備のリース代が含まれていて、よくわからないままに初期に何十万、月に○万円払っていませんか?

 

キュービクルのメンテナンス費用に、もしよくわからない機器のリース代などが含まれている場合、

その機器が本当に活用できているのか。必要な機械なのかを判断する必要があります。

デマンド監視設備がついていたとしても、きちんとデマンド管理をしてピークの電気容量を下げる提案がなければ無用の長物です。

 

月次、年次の点検費用も適正な価格かどうか、相見積もりをとるなどして冷静に判断をすることが大切です。

 

携帯電話やネット回線など、長期契約で縛られるものは、きちんとどこが良いか精査してから契約しますよね?

リース契約が含まれる点検契約も同じ気持ちで調べ判断するほうがお得になることが多いです。

また、点検項目は国が定めたルールに則って行われるため、会社によって大きな差がないことも重要なポイントです。

 

電力切り替えと点検会社を見直した削減事例

今回は大阪府大阪市のオフィスビル高圧一括受電を電力会社切り替えした実例をご紹介いたします。

また、契約切り替えのタイミングは少しずれましたが、キュービクル点検の会社を見直して、7年合計約30万の削減になりました。

 

【物件概要など】

6階建てオフィスビル。エレベータあり。テナントは各フロア10件ほど。

キュービクルのメンテナンスは7年契約で更新の時期が近づいている状態でした。

各テナントは管理会社検針。テナント検針についてはこちらにまとめています。

参考例:テナントビルの高圧契約の削減事例(テナントへの検針請求はどうなるの?)

 

【年間使用料】

高圧電力AS:年間で約320万円

既存点検費用:初期費用、月額費用含めて7年トータルで約110万。

 

電気代は過去記事で紹介したような低圧系と比べると違いがよくわかると思います。

参考例:マンション共用部・電力切替の削減事例紹介(見積もりから請求までのスケジュール感)

 

【実際の切り替えまでのスケジュール】

電気に関しては提案から切り替えはスムーズだったので、3ヶ月ほどで切り替え完了しました。

メンテナンスは更新契約の時期があったため、半年前に見直し相談を受け、更新時期の3ヶ月前には不要なサービスを外した会社で提案をして了解をいただき、既存点検会社に解約の連絡を行いました。

オーナー様は、既存会社の提案が「そこまでは別に必要ないかな」という手厚すぎる契約だということに気づかれたようでした。

 

注意点は既存会社と契約を解除する場合、3ヶ月前予告(契約をきちんと確認してくださいね)のことが多いので、

前もって次の契約をどうするか準備していくことが必要になります。

解約違約金など不要なお金を発生させないために大切なので覚えておいてくださいね。

 

新電力およびメンテナンス会社切り替えでの削減額

電気代が 約320万円 → 約254万円 (年間66万円)

メンテナンス費用が7年計算で 約110万円 → 約84万円 (年間3.7万円)

合計:年間 約70万円の削減になりました。

もちろん、工事費もなにもかかっていません。

今まで多く支払いすぎていたお金を節約できた、という感覚に近いと思います。

 

削減額がどの程度出せるかは各サービスの既存契約会社のプランや使用量にもよるため、一概に言えませんが、

毎年70万が浮いたと思うと、そのお金で設備や改装に投資できることがいろいろありますね。

高圧=大きな建物。大規模修繕のために修繕費を積み立てたりも必要なので、節約できるお金は節約していきましょう。

 

まとめ

今回の小ネタは「キュービクルとは?メンテナンス費用の見直しって?」という話でした。

もちろん、ビルによってはいろいろなパターンがございます。

都度、細かいお話を伺って対応していますのでご安心ください。

もし当社に電気代削減のご相談をしたい、点検会社の見直しを検討したい、と思った方は右のお問い合わせボタンからご相談メールを送信してくださいね!

お電話でもお待ちしております。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

トライアス電気 担当:中谷