弁護士事務所の電気を新電力へ切り替えた時に痛感した1つの課題
こんにちは!
大阪市の天神橋筋六丁目で、賃貸管理やビルメンテナンスを行っている株式会社トライアスです。
今回はお世話になっている弁護士事務所の電気を切り替えた話です。
不動産業をしていると、どうしても「法律的に問題がないか」「合法的に進めていくにはどうしたら良いか」という壁にぶつかります。
賃貸借契約の条文や特約を考えるときや、退去の際にトラブルが起きた場合の対応など、
法律上や過去の判例上どう考えたらよいか、というアドバイスをいただくのに士業の方にお世話になっています。
そんな、以前からお世話になっている弁護士事務所の方々と打ち合わせした際に、
「そういえば、事務所の電気代って見直したことありますか?」 と切り出してみたところ
「え、なにそれ?」
という話になり、トライアス電気への切り替えをしていただけました。
目次
最も安いとは言えないけれど、ご契約いただけた理由
正直に書きますが、どんな状況の電気契約でも当社が一番安く提供できます!とは言えません。
今回は値段より安心感、納得感でご契約をいただけたと思っています。
「トライアス電気」がマンションやビル、店舗に特化したサービス!と売り出しているのは、
一般のご家庭レベルの使用量だと、他社よりもメリットを出せない場合も多いため、
自信を持ってオススメできないことから、あえて一般のご家庭向けに手を出していないところにあります。
(ご希望やご紹介のあった方に、個別にお見積り対応はしております)
小規模オフィスの電気代(主に事務処理をするだけと仮定)は一般のご家庭と同じくらいです。
冷房や暖房を使う時期に1万5千円程度。
使わないときに1万円を切るくらい。
一年で12~16万円くらいでしょうか。
4人家族の電気代がこれくらいのイメージです。
もちろんオフィスの場合は、状況は様々(広さはもちろんのこと、大掛かりな機械を動かす所は電気代が高かったり)ですが、
今回は弁護士事務所だったこともあり、この幅におさまる料金でした。
お見積りをしたところ、自分でも胸をはれる削減額とは言えませんでした。
ただし、電力自由化に伴ってなぜ安くご提供できるのか。
そもそも電気小売サービスでの各社の価格差はどういったところから生まれているのか。
切り替えた場合、何が変わるのか。
など、いろいろ疑問に思うところをご質問いただき、
丁寧に回答をしていった結果、ご納得のうえ即決で切り替えの話をいただきました。
電気小売サービス(新電力)の1つの課題
「電気小売サービスって、よくわからない」
今回も痛感いたしましたが、残念ながら、この漠然とした不安感が払拭できていない現実があります。
たまたま、普段から接していた方だからご説明の機会をいただき、納得していただけましたが、
普段はこうはいきません。
まず、「よくわからないし今はいいや」という話になります。
先日、化粧品の販売に関連する人と話をしたときに、こんな話を聞きました。
「何もなかった高度成長期と違って、今は現状が満たされているから、不満や不安をもっていない人にものは売れない」
不満や不安を持っていない人にものは売れない。
これ、営業の方には刺さる言葉ではないでしょうか。
新電力のサービスもこの壁によくぶつかります。
電力は今も使っている。電気代はずっとみんな平等で使った分だけ払っている。
高いとか安いとか、そういう問題の話と意識したことがない。
ここからスタートすることがほとんどです。
新しいサービスに関心が高く、より安く、より便利なサービスを自分から調べて使う方は、
電力自由化が始まってすぐに切り替えが完了している方です。
つまり、これからご提案をする方にはまず意識をしてもらい、
関心を高めて、話を聞く体制をとってもらう必要があります。
先の化粧品の販売に関連する人は続けてこうもおっしゃっていました。
「今に不満や不安がない人に対しては、まず居心地が悪いと思ってもらうことから始める」
今のサービスを続けることに対して、居心地が悪い感覚。不満や不安を抱いてもらう。
つまり、
「切り替えていない電気をそのまま使っているだけ、ずっと損をしている状態」ということを認識してもらう必要があります。
関心が向いたその先に初めて
「電気切り替えたら安くなるってどういうこと?危なくなるんじゃないの?」という疑問を出てきます。
お部屋を引っ越すときも、入居者が満足している間は引っ越しません。
・家族が増えて部屋が狭い
・物音がよく響いて困っている
・共用部が汚い
・管理会社の対応が悪い
・住んでみたら利便性が悪い
・・・etc
現状に不満や不安を抱くと、違う部屋に関心が向いてしまいますね。
当社の賃貸管理やビルメンテナンスのサービスにも通じます。
営業としてのマインドを思い出させてくれる良い案件でした。
弁護士事務所の電気代削減事例
話を戻して、削減事例のご紹介です。
大阪市の弁護士事務所(オフィス)低圧系電力を新電力に切り替えした実例をご紹介いたします。
【物件概要など】
小規模の弁護士事務所2部屋です。
【年間使用料】
①従量電灯A:11万7千円(年間)
②従量電灯A:13万6千円(年間)
2部屋にわかれていたため、契約も2つありました。
【実際の切り替えまでのスケジュール】
お見積り依頼:12月中旬
お見積提出とご説明、お申込み:1月
電力会社の切り替え手続き後、トライアス電気開始日:2月中旬
初請求書送付:4月20日頃(2~3月分使用料の請求)
【トライアス電気での削減額】
年間 約10,000円の削減になりました。約4%の削減です。
やはり胸をはれる削減率ではありませんが、包み隠さず、こんな事例もあるというご紹介です。
まとめ
今回は弁護士事務所の電気を切り替えた話でした。
ものを売る前に、ものを買うことを検討する体制になってもらうことが大切だと、思い返させてくれる案件でした。
お使いの電気代、何もしてなかったら損してますよ、とわかりやすく伝える努力を丁寧に続けていこうと思います。
もし当社に電気代削減のご相談をしたい、と思った方は右のお問い合わせボタンからご相談メールを送信してくださいね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事を書いた人
- 普段は賃貸不動産の管理業務を主軸に、ビルメンテナンス業務の改善提案、電気代やガス代の見直し提案しています。
マイベストプロ大阪でも紹介いただいています
【保有資格】宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
2級FP技能士・基本情報処理技術者
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