電力切り替え検討時、過去の請求書が見当たらない場合は?(使用量照会委任状の話)
アクセスありがとうございます。
「新電力への切り替えをしたら安くなると聞いたので・・・。」
というときに、必要になるのは今までの電気代の請求書(データ)です。
まるごと紛失していたり、先月の分しかない、というときはどうしたら良いのでしょうか。
1:既存電力会社のサイトでログインして確認する場合はIDパスワードを探す。なければアカウント情報を再発行する。
2:紙での請求書しかない場合、契約している電力会社に再発行を依頼する。
3:(法人の場合)地域電力会社によっては使用量照会委任状が使えるので、見積もり先の企業に取得してもらう。
電力会社を切り替えるための行動で最も面倒くさいのが、電気料金削減見積もりをするまでに必要な請求書を集めることです。
きちんと請求書をファイリングされていたり、WEB明細形式であれば簡単なのですが、そうでない場合は請求書を集める・探すのが面倒くさいです。
紛失していた場合はどうしたら良いのか、詳しく見ていきましょう。
目次
WEB請求書発行の場合はサイトにログインして確認する
最近多いパターンです。請求書はサイトで確認してね、IDとパスワードでログインしてね、というアレですね。
このパターンの請求金額確定は、メールで毎月「今月の請求金額が確定しました」とお知らせがくることが一般的ですね。
そもそも最近は紙での発送業務削減のため、紙で郵送する場合は別途料金請求が一般的になってきています。
結果として、こちらの請求確認方法を使われている方が多くなってきているでしょう。
ログインさえできれば、過去1年以上のデータが容易に確認できますので、
もし電力会社切り替え検討で過去の使用量を調べる必要が出てきても、ログインさえできればすぐに終わります。
もし、ログインするための情報が紛失している場合は再発行の手続きをとりましょう。
紙での請求書しかない場合は再発行を依頼する
こちらはシンプルに請求書を紛失したため、再発行をしてほしい旨を相談しましょう。
メールか電話で問い合わせ窓口があることが一般的だと思います。
ちなみに東京電力の場合は口座振替の場合、明細がダウンロードできるサービスなどもあります。
(法人の場合)地域電力会社によっては使用量照会委任状も選択肢
正式には「使用量照会パスワード発行委任状」という書面があります。
簡単にいうと、「電力会社に過去の使用料を問い合わせることを委任します」ということを認める用紙になります。
流れは新電力会社に書いて渡し、見積もり用に過去の実績調べてもいいよ、という委任書面を出すイメージです。
もらった新電力会社側が、過去の使用量を直接照会(確認)できるようになります。
通常は個人情報の関係もあり、契約名義人しか確認できないため、作業的に楽になります。
主に法人名義の方に適している制度なので、法人名義かつ過去の使用量データを紛失されている方の選択肢です。
注意点としては、あくまで今の名義での使用量を確認するサービスなので、
例えば不動産売買で1つビルを購入し、電力会社切り替えを検討する際は、新名義人になってから支払った請求データしか閲覧できません。(過去の名義人の確認は許可をもらえていないことになるため)
そのため、売り主から電気の明細データ写しなどを売買時にもらっておくか、
最低1ヶ月は請求をまってから、電力会社切り替えを検討しましょう。
まとめ
電力会社切り替えを検討する際に、過去の使用量がみつからなかった場合の話をまとめました。
明細を出してシミュレーションしてもらうまではどこの会社でも無料(と思う)なので、少しでもコスト削減をしたいと思ったときはどんどん見積もりとってみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を書いた人
- 普段は賃貸不動産の管理業務を主軸に、ビルメンテナンス業務の改善提案、電気代やガス代の見直し提案しています。
マイベストプロ大阪でも紹介いただいています
【保有資格】宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
2級FP技能士・基本情報処理技術者
最新の投稿
- マンション経営2022.11.02【オーナー向け】インターネット無料設備導入や切り替えでの収益改善 事例紹介
- ビルメンテナンス2022.05.27デマンドコントローラとは? 監視装置との違いは?
- マンション経営2022.03.01居住用賃貸、1階物件のメリット・デメリットについて
- マンション経営2022.02.01【入居者向け】インターネット無料の賃貸物件で速度が遅い場合の原因と対策を考える