マンション共用部の電気代見直し 見積もり取得からご請求開始までの流れ
アクセスいただきありがとうございます。
この記事では「電気の切り替え気にはなっているけど、詳しい話を聞くほどなのかなぁ」という方向けに書いていきます。
マンション共用部の電気代nの見積もり取得から切り替えまでの流れをまとめていきます。
【主な流れ】
1:見積もりをお願いしたい会社に電気代の明細と見積もり希望を伝える
2:削減額シミュレーション(見積もり)をもらい、検討する
3:実際に契約に至った場合の条件などがあるかを確認する
4:切り替え申し込み(基本的に新しい電力会社が既存電力会社に解約手続きを行う)
5:新電力会社のプランで最初の月の使用量が確定後、請求が行われる
では細かく見ていきましょう。
目次
マンション共用部 電気料金の見積もりから申し込みまで
一般的に電気の切り替えはイメージより時間がかかります。
正確には、新会社からの初請求までに時間がかります。
「削減額のシミュレーション(お見積り)→切り替え申し込み→次回検針日の区切りで切替、新電力プランでの使用開始→翌検針日までの使用分が翌月~翌々月に請求」
高圧や低圧など、既存のご契約によって異なりますが、
お見積りから最初の請求書が届いて安くなったことが実際の数字に現れるまで、低圧契約で1ヶ月半程度、高圧契約で3ヶ月程度かかります。
電気のプラン変更は最短で半月とかで始まることもあります。
新プランでの開始~1ヶ月が経過して、初めて最初の使用量が確定するため、どうしてもズレが生じてしまいます。
ざっと当社のサービスを例にフロー図にすると、このようになります。
細かい部分は他社では異なりますが、概ねは変わらないはずです。
途中、使用量紹介委任状という単語が出てきていますが、詳しくはこちらの紹介ページにて解説しています。
削減額シミュレーション(お見積書)のご紹介
電気料金削減お見積りの書式は会社によって様々だとは思いますが、
基本的には年間でどの程度安くなったか、を確認することなります。
下の画像は当社サービス、「トライアス電気」の見積書です。
情報をいただいた年間の電気料金や使用量を元に、同じ使用量だった場合どの程度安くなるかを年間金額で表記しています。
低圧系電力の場合は、基本料金や各種単価に割引率をかけて、算出します。
高圧系電力の場合は、基本料金を大きく下げて、各種単価はそのままという算出が多いです。
地域電力会社の値下げ・値上げがあったときは、原則、基準価額を連動して値上げ・値下げします。
他社サービスでの料金プランパターンの紹介
当社は、低圧電力では24時間同一単価での削減しか提示しませんが、会社によってはいろいろな計算パターンがあります。
消費者が理解しやすいシンプルな計算方法が一番と思っていますが、色々なサービスがあるので、ざっと並べてみます。
・24時間同一料金プラン
最も基本的な1kwhあたり何円という計算だけがあるプラン。
・時間帯別料金プラン
1日を昼・夜など時間で区切り、時間ごとの料金単価が変動するプランです。
オール電化の夜間が安く、昼間が高いプランなどもこちらにあたります。
・時間帯別、季節別の料金プランが組み合わさったもの
時間帯別にさらに季節別の計算が組み合わさったものです。
趣旨は同じで、夏の日中ピークが高く、それ以外が少し安いなど、電力の集中する時間を避ければお得になるイメージです。
並べて書いた上で合わせて申し上げると、近年、24時間同一料金以外のプランが減少傾向です。
元々、日中の経済活動による電力需要が多く、夜間は少ないことから、昼間の使用を抑えて夜間にまとめて電気を使う方は優遇する目的で作られていました。
最近は太陽光発電による日中のみの発電が増えたこと、オール電化家庭も増え、夜間に電気給湯器を使用するため夜間需要が増えたことなどから、電力会社がコントロールするメリットが少なくなってきている様子です。
申し込みをするときには何が必要?
・供給地点特定番号
・お客様番号
・契約名義情報
・請求書送付先情報
などが必要です。
供給地点特定番号やお客様番号など、電気独特の情報も必要になりますが、既存の電気代請求書(の隅っこ)に記載されていることも多いです。
見積り依頼の時点で当社でわかることも多いですが、
既存の契約会社によってはお客様にて確認が必要な時もあります。
こちらが当社のお申込み書のサンプルです。
一般的な契約名義情報や、請求書の送付先情報などが中心です。
実際に送っている請求書のご紹介
こちらが請求書の表と裏のサンプルになります。
実際に地域電力会社(関西電力㈱など)からどの程度下がったのか、請求書をみたらぱっと毎月わかるようにしています。
電力切り替え事例のご紹介-賃貸マンション共用部
事例の紹介です。
今回は大阪府大東市の賃貸マンション共用部を電力会社切り替えした実例をご紹介いたします。
【物件概要など】
4階建て賃貸マンション。エレベータあり。低圧電力と従量電灯Aの2契約。
廊下電灯のLED化はまだされていませんでした。
電気代の請求は管理会社に通知がきているが、切り替えについてはオーナー様での判断。
※一般的に、低圧電力がエレベーターやポンプなどを機械に使われており、従量電灯が廊下や敷地内の照明に使われていることが多いです。
【年間使用料】
低圧電力:17万円くらい
従量電灯A:18万円くらい
【実際の切り替えまでのスケジュール】
お見積り依頼:3月中旬頃
お見積提出とご説明および検討:4月上旬
お申込み:4月中旬
電力会社の切り替え手続き後、トライアス電気開始日:5月中旬
初請求書送付:7月20日頃(5-6月分使用料の請求)
【トライアス電気での削減額】
低圧電力・従量電灯Aの合計で年間 約35,000円の削減になりました。約10%の削減です。
こちらの賃貸マンションのオーナー様はお見積りとご説明の段階で切り替えはすると断言いただき、
地域電力会社様との相見積もりがあり、当社の削減額が上回ったのでスムーズに切り替えいただきました。
その後、管理会社様に請求の関係を確認し、スムーズに料金引き落としも開始しております。
まとめ
簡単にですが、トライアス電気への電力会社切り替えの事例とスケジュールイメージをまとめました。
不安を解消していただくため、サンプルのお見積書や申込書も掲載いたしました。
電力会社の切り替えはご不安もあるかと思いますが、当社では内容にご理解いただいてから切り替えしてもらうよう努力しております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事を書いた人
- 普段は賃貸不動産の管理業務を主軸に、ビルメンテナンス業務の改善提案、電気代やガス代の見直し提案しています。
マイベストプロ大阪でも紹介いただいています
【保有資格】宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
2級FP技能士・基本情報処理技術者
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