賃貸マンション、和室のリフォーム事例紹介(半畳フチ無し畳)

和室リフォーム

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

賃貸管理やビルメンテナンス、電気小売を行っている株式会社トライアスです。

 

新年1回目の投稿はリフォーム事例のご紹介です。

 

奈良県生駒市の賃貸マンションにて大掛かりな和室のリフォームを行いましたので、ご紹介いたします。

最近の流行りは洋室なので、和室を洋室に変更するリフォームはよく見かけますが、

今回は思いきって和室を残し、モダンをテーマにリフォームいたしました。

ちなみにモダンは「今風でしゃれていること」という意味だそうですが、サムネイルの写真を見た感想はいかがでしょうか。モダンだと思っていただけることを願っています。

 

目次

部屋全体の雰囲気を重視しつつ、差別化を狙ったリフォーム

和室をなくして洋室にしてしまう通常のリフォームも検討したのですが、

単純なリフォームだと差別化にならないという結論にいたりました。

賃貸物件の場合、賃料をできるだけ下げずに募集し、入居者に選んでもらう方法はないか、と改装時にいつも模索します。

もちろん立地と賃料条件、設備内容が最も大切な3点セットではありますが、それだとどうしても築年数が経つごとに賃料を下げていくという、空室のデフレ・スパイラルに陥ります。

 

(賃料 減 → 改装費・維持費 減 → 仲介業者が紹介しにくい物件化 → 賃料 減 / 広告費 増)

 

こうした状況になってしまうことを防ぐため、埋もれない物件にするため、

モダンな和室で差別化というテーマで改装することになりました。

ひと目見て、印象に残るかどうか。

複数件を内覧する部屋決めでは、大事なポイントです。

改装後和室

改装前和室

和室リフォーム

改装後和室

お部屋の間取りは2LDKで、和室と洋室の部屋位置の入替えも同時に施工しているのですが、

ビフォー・アフターがわかりにくいため、写真の比較は和室の改装のみに絞っています。

 

今回のポイントはダイケンさんの半畳ものを使った、琉球畳風の落ち着く空間です。

また、平米数的に広いお部屋ではないため、半畳ふちなしの畳の部屋を広く見せる効果も狙っています。

 

本当の琉球畳は強度のある沖縄で生産されたイグサを使用して作られたものに限られますが、半畳の四角い畳をリフォーム業界的に琉球畳と表現することが多く、誤解を避けるため、琉球畳風と記載しています。

ちなみに本物の琉球畳はとても高価なので、頻繁に入居者が入れ替わる賃貸経営ではコスト高で中々使えません……。

しかし、物件が奈良県にあることもあり、和室がある部屋を求めるお客様も一定数いらっしゃいます。

そんな方をターゲットに、ここに住みたいと思ってもらえるような和室を目指して改装しました。

 

また、建具はこんな感じになっています。

透明な建具

お部屋を際だたせるため、LDKからの建具も透けて見えるものに変更しています。

3連引き戸を開けると、LDKと地続きになるので、入居者が自分で使いやすい形にコントールできるようにとイメージしています。

 

 

まとめ

今回は和室のモダンな改装について、簡単にまとめてみました。

賃貸物件はいつの時代でも空室対策が一番の課題です。

お部屋の差別化、入居者に選んでもらえるような改装はいつも頭を悩ませながら取り組んでいます。

 

自社物、他社物、改装工事の案件はいろいろ出てきますので、内装工事の業者様もぜひお力を貸してくださる方がいればお声がけください。よろしくお願いいたします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

2019年も定期的に更新する予定です。

改めて、本年もよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

中谷
中谷
普段は賃貸不動産の管理業務を主軸に、ビルメンテナンス業務の改善提案、電気代やガス代の見直し提案しています。
マイベストプロ大阪でも紹介いただいています
【保有資格】宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
2級FP技能士・基本情報処理技術者